圧入とは?
ワーク同士を強い力(圧力)を加えることで押し込むことを言います。
この際力を加える側のワークが押し込まれるワーク穴の寸法が大きくなります。
この際力を加える側のワークが押し込まれるワーク穴の寸法が大きくなります。
圧入するワーク
当社で多いのは、ベアリング・Oリング・ブーツ・オイルシールなど金属やゴム製品です。
圧入方法
一般にはプレスによる圧入方法が広く採用されています。ワーク同士の中心がズレないように合わせることが大切で、無理な押し込みはカジリなどの原因となります。大型のワークであったり、はめあい寸法が大きいなど圧入に要する力が大きい場合、圧入作業自体難しくなります。その場合ヒーター(均一加熱し易い)などでワークを加熱膨張させてから 圧入をするという方法も取る場合もあります。
圧入動力
- 人間の力
テコの力を利用したハンドプレスは多く市販されてきています。当社では専用治具の作成しております
- エアー
- 油圧
- サーボプレス
圧入されたワークの「抜去力」に関して相関関係のある「圧入力」を定点計測・管理する事がし易い点で非常に多く採用されてきております
圧入に関する影響要因
- ワーク寸法(はめ合い公差含む)
- ワーク材質(降伏点など)
- ワーク形状
- ワーク表面状態→なかには油を塗布する方法もあります
- 圧入力
圧入機にあるNG例
- 圧入した後に正規の圧入位置より浮きだしてしまう
- オイルシールを正常に圧入したが実際には漏れてしまう(圧入時ワーク形状変化)
- ワークのカジリ、焼きつきが起きるなどがあります
圧入orカシメ?
ワークが小型であるなど耐荷重が低い様な場合、寸法精度のバラツキによりベアリングなどでは回転不良や寿命の激減につながります。接着などの方法もありますが、当社ではポンチカシメに変更したり、圧入後カシメをするなど例があります
圧入機に対してのポイント
ワークの特性をいかに良く知り、荷重・ストロークなどに加え圧入ヘッド形状等を組み合わせた「最適条件」をみつけることにあります